超マニアックな話になります。同じ症状が出た人がこの記事にたどり着いて解決方法が見つかると良いなという思いを込めて書き記しておきます。

昔はハード音源が主流だったのでそれを鳴らすためのMIDIインターフェースが必要でした。
その代表機種のMOTU Midi Timepiece AV(以下MTP)の不具合と解決法のお話です。

僕も2010年くらいからハード音源を使うことはほとんどなくなりMTPを使う機会もなくなっていき、ラックの肥やしと化していました。

数年前に久しぶりにSC-88proを使うことがあり接続したのですが、MTPの電源を切るたびにMacの設定画面に新しいMTPが出現してしまい、その度に新しく出現したMTPでセットアップし直さないとダメになり、めちゃくちゃ面倒くさいことになってたんですよね。

こんな感じで電源を切る度に新しいMTPが出現します

おわかりだろうか?電源オンオフの度に増殖していきます。

USBケーブルを替えたり、ハブじゃなくMacに直接つないだりしてみましたが改善されませんでした。
原因をネットで検索しても、探し方が悪いのか情報は見つからず、まあめったにハード音源使わないしと思って諦めていたんですよね。

で、今回M1 MacBook Proにして環境を再構築していくうちにいい機会だから問題解決に本気で取り組んで、ようやく原因を発見しました。

MTPにはルーティングなどの設定を保存しておくため内部にリチウム電池が入ってるということなので、電池が切れているのなら電源オンオフの度に新規のMTPと認識されちゃうんじゃなかろうかと思い、リチウム電池を交換することにしました。

プラスドライバーでネジを6つ外せば簡単に内部にアクセスできました。

電池発見!

クリップチューナーでよく使われているCR2032なので家にストックがあるので早速交換してみました。

無事に直りましたよ!

電源をオンオフしても増殖しなくなりました。

というわけで、ものすごくニッチな記事ですが、誰かのお役に立てると幸いです。